潮陵倶楽部会報
雑誌/ロゴ/コピー/グラフィック
1974年(昭和49年)創刊の北海道小樽潮陵高校同窓会誌「潮陵」。
全国や世界各地で活躍するOB・OGの寄稿や取材を一冊にまとめ、年2回発行される本誌。
このたび、連載内容のリニューアルに合わせて、表紙デザインも新たに生まれ変わった。
【ロゴ】
不完全で形が欠けた“CHORYO”。その余白には、同窓生それぞれの記憶や想いが重なり合い、補完されることで、ようやく「潮陵」という存在が立ち現れる――そんなコンセプトを込めた。また、唯一欠けていない “O” は、切れることのない“縁”を象徴する円であり、潮陵生の繋がりが途切れることのないことを示している。
さらに、冒頭の“「(鉤括弧)” は、これから語られる物語の幕開けを告げる符号として置いた。
【102号】
連綿と紡がれてきた「潮陵倶楽部」と歴代発行号の威厳と風格を受け継ぎ、デザインの軸に据えた。
文字や人物の重なりに奥行きをもたせ、読みやすいサイズの文字を空間のリズムが単調にならぬよう配置。
世代を超えて共通の印象を抱けるよう、シンプルかつ効果的なあしらいを意識している。
【103号】
2026年に潮陵を卒業する若人へ向けた「卒業号」。
本号は、少し先の春の訪れを予感させるような雪解けのブルーを基調とし、画家、梅村勝氏の作品を中央に添えた。絵画の背景に据えた白い枠は、学舎の窓の比喩であり、その枠から今飛び出そうとせん小樽に根付く心持ちをレイヤーの重なりで表現。
また、「岐路の先に、見えるもの」というコピーは、この春母校を巣立ち人生の岐路に立つ卒業生の視点と、すでに小樽内外でそれぞれの道を歩むOBOGが見つめている景色の双方を重ねている。本誌に綴られた先輩方の姿を、岐路の先に広がる“見えるもの”、すなわち未来として提示した。
- クライアント: 潮陵倶楽部会報編集委員会
- ディレクション: 鈴屋一
- デザイン: 鈴屋一
- ロゴ: 鈴屋一
- キャッチコピー: 鈴屋一