早煮昆布 有限会社利尻屋みのや
商品ラベル/ブランディング/グラフィック
2025/11/06
「利尻屋みのや」らしさとは何か。
その問いへの一つの答えとして、本デザインでは“配置”に焦点を当てた。
見慣れた文字空間を、模様替えするように再構成。
馴染みのある要素を詰め込みながらも、新鮮な秩序を与えている。
商品名の両サイドに細かな情報を配することで、既存商品に一貫する“お札”のような印象を保持。
縦横のガイドラインがグリッドとして機能し、空間にリズムと安定をもたらすと同時に、書物のような重みや、活版印刷を思わせるレトロな気配を漂わせる。
さらに、文字を包む白い曲線は「昆布の揺らぎ」や「湯気」を象徴。
見る人によっては「屏風の雲」にも見え、日本的な余韻を静かに添えている。
……おっと、これ以上は語りすぎだろう。
このあたりで火を止めておくことにする。
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クライアント:
有限会社利尻屋みのや
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ディレクション:
鈴屋一
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デザイン:
鈴屋仁/鈴屋一